聴きたい

君と同じ景色を観ていても。

決して同じには観えない。

僕たちの心は、違う背景を背負っている。



熱に浮かされたような戯言を。

溜息まじりに吐いてしまう。


蒸気立つ白い湯気と共に、この身消え去りたいと思う。


僕の未知なる世界を歩いてきた。

君が観る風景をその指で聴かせて。


君だけが感じるように、僕だけが感じる記憶の音で、

思い思いに、どこまでも優しくそして深く。。。