2006-01-01から1年間の記事一覧

風の色

昨日、風の色を見ていたら 君が通り過ぎていった 君が帰って 君の色ばかりが戻ってくる カレンダーの空白の色 君が着ていたシャツの色 コーヒーカップの底には 君を見送る僕の色 僕が書いた手紙の色は 風の色 3474

いつまでか しらない

待ってようか二つの岸辺に灯った未来を 一つに導くように走る冬まで 連絡船も僕たちに似合う季節を探して 船出した 港には 桟橋はあるけど 他に人影はない 僕たちは 透明な 透明な 約束を交わす いつか 必ず逢う為に 3405

みつけた

真新しいコップに 微かな笑い声がいっぱい いつも聞いてる声だけど ゆっくり 葉っぱが舞うように反復する ボク以外の 誰も分からない 小さな軋みの音も 喜びの音も 悲しみの音も 全部 ゆっくり 飾りがそげて 弾きだされる また見つけたよ 愛しい笑い声 3294

可愛い君の歌を 僕が歌う 君は聴きながら海になる 僕は歌いながら島になる 島の周り巡る日の暮れに 君は黒いドレスで踊りだす 少女の頃に聴いたリズムに合わせて 君は歌いだす 3227

雨風は朝に

風は長いドレスを着て 朝の通りを目覚めさせる ボクは朝と手を繋ぎ 夜まで君を待っていることにした 雨は遅れてやって来て ボクの眠りをくすっぐった 3160

波の音

波が浜辺でピアノを弾いている 僕は 丘の上で 寝そべって聴いている波はチョッとした言葉で 髪の長いキレイな魚をタクサン集める ポツンと浮かんだ金魚ばちからは 幸せそうに 海の真ん中に あの娘が飛び出したよ 3090

いい朝

今朝の風長いドレスを着て 雨が去った通りを目覚めさせる ボクは朝と手を繋ぎ アチコチの街角で踊った 3034

君は踊り子

僕が歌い始めると 君はいつも微笑んでいる いつものあの真っ赤なドレス まるで 裾に火がついたみたいに ボクのどんな静かな歌にも 君は合わせてカラダを揺する ボクの歌が激しくなれば 君のテンポも早くなる 僕はいつまでも いつまでも歌い続けたいと思う 29…

真っ白な雲が泳いだとおもったから

南の国の郵便局から 君にはがきを出した 南の国にしか売っていない キレイな海の模様の切手を貼って 絵はがきをポストに入れると はがきは ふわふわと 切手のなかの雲と一緒に 青い空に浮かんでいったよ はがきは 君のお家の ポストの中にストンと落ちた 君…

こんな朝さ

君とやろう 君としたかったんだ こんな、なんでもない朝を 僕はもう離さない 引っ張ってあげる 擦ってあげる したい事は全部するんだ 一番最後まで 僕は君に 持ち物を全部あげる 僕はもう 夜のことなんて 考えない 2820

あぁ

今日も雨が降る雨音が忘却の彼方から追いかけて来て雫のたれる音にひんやりとする悲しい事に冷たい 2760

郵便ポストに

君に送りたい言葉を探す 何事も起こっていない時の 言葉を探す 君の家のポストに入れるんだ こんにちわって 君に早く聴いてもらいたいから 歌みたいな言葉を探す ヒトツひとつ ノートに並べるんだ 落書きだけど 眠っている君に聞こえるように僕の朝はここか…

飲みほして

片手でコーヒーカップを握った僕は もう片手で君の手を握った 僕と君との挨拶 コーヒーカップが太陽のように西に沈む頃 君はテーブルの上でナプキンを折りながら 明日までの距離を測っている 僕はバスタブみたいに寛いだまま 君の黒い瞳に映る日の暮れを見つ…

キモチいい

空のカケラに おびき寄せられて 吹き寄せる花ビラのように アナタへの想いを駆り立てる 甘く 心地良い 何も言葉は無く 全ての夢は アナタのために ボクが輝くために 2205

何時までかな

僕は野原に横たわる いつかやって来るかもしれない君を 待ちながら 毎日同じ場所で 何時かやってくるかもしれない君の笑顔を見るために 幸せなときが来るって想いが消えないように じっとして 昼寝から目覚めた頃には君の少し日焼けした 頬が ほんのり紅くな…

もしかしたら

全ての重しが消える時 全てが言葉も無く語られ 全てがただ通り過ぎていく もしかしたら 消えない光が もしかしたら 君を照らす ただ揺れる想いはドコへ行くのかは わからない 2405

でもね

僕は最初 一人だった 道端にもたれ 大きな雲を見ていた 月が幾つも 幾つものぼり 眺めては 何時も 溜息ばかりついていた ある日僕は 素敵な言葉をみつけた そして君を見つけた そして何時かは 飛んでいくのでしょう 1406

言ってくれるかな

僕の声に気づいてくれるかな君は言ってくれるかな ああ あの声は 僕だって 君は言ってくれるかな いま彼方と顔を合わせたかったんだって 僕は君の姿を見ています 君が微笑む声は聞えています

またいつか

音を出さなくても 風に乗せる 音の無い所に 君は降りていく ぽっかり浮かんだ 白い眼差し 音を奏でる勇気が 寂しさを癒す 今求めたいのは 一握りの想い 僕は何をするために ココにいるのだろう 僕は僕になっていく 26040

微笑み

ソコに行けば 微笑みがある 僕は足取り軽く ただ真っ直ぐに伸びている この赤い花を ずっと眺めていたい 僕に見えた 綺麗な赤い花 君にはどう 彩られるのか そっと 微笑んでいるのだろう 00502

いつまでも

僕が君に逢える日まで 君の見ている空も未来も 消えないように 君が僕の未来なら いつまでも 僕は君を待っている あの日 君が見つめていた飛行機雲 君が指を差した空に 漂う君への想いが そこにある いつまでも 心から見つめている 04050

今度はいつかな

ねぇ君 お元気ですか遠回りでも 満足しなくても 真っ直ぐに笑っていたいね 近道なんてはない 小さな歩幅でも ほんの少しだけ 正直にね ねぇ君 また一緒に歩こうね 0404

あのさー

いつものように あの歌を唄おう 大好きなあの歌 君の事を想いながら唄う そう、僕には君がいる 大好きな歌を唄うとき 君が頭の中にいる 2903

今もあいてますか

君の隣、空いているのだろうか 行き先のない列車に揺られ 窓の外を眺める 遠くの景色がゆっくりと流れる 行くアテもなくゆっくりと いるはずもない君の姿を捜してみる 声をかける人などいない 行き先のない列車に乗る 君の隣に、腰掛けてもいいですか 誰か他…

雨に揺れて

3月の風と雨に揺れる イマはまだ冷たい やがて暖かくなる そんな時いつものヨウに 君を見つめていたい やがて風も暖かくなる 315

雨上がりの朝に

雨上がりの一筋の明かり 一滴の雨粒を照らす 僕はイマも求めている ほんの少しの明かり 君を照らす一筋の明かり 325

気持ち

朝はすぐソコまで来ているのかな 待たせておこうか ボクは暫く ココに寝そべって居たい 君の吐息をそそのかしながら 君が居なくなってしまったら 何も出来ないだろう 息さえ出来ないだろう だけどそれは 弱さぢゃない 今 ホシイノハ 確かな明日 515

さぁ。

いつも 空白のたび考える どうして君を好きなのか ワカラナイ 僕の知らない 君の価値観 無邪気な笑顔 星のシャワーを浴びたかの様な肌 君がいれば ソレだけでいいのだが ドコに行こうか 414

生まれた陽

君の心へ僕を連れて 君が見てるもの 全て僕にも見える 僕にとって君が 一番近くに居る 窓から射した光が 指先を照らす このままもう少しだけ 君の全てを預りたい

いつまでも

僕が君に逢える日まで 君の見ている空も未来も 消えないように 君が僕の未来なら いつまでも 僕は君を待っている あの日 君が見つめていた飛行機雲 君が指を差した空に 漂う君への想いが そこにある いつまでも 心から見つめている 4.05