2006-06-05 飲みほして 片手でコーヒーカップを握った僕は もう片手で君の手を握った 僕と君との挨拶 コーヒーカップが太陽のように西に沈む頃 君はテーブルの上でナプキンを折りながら 明日までの距離を測っている 僕はバスタブみたいに寛いだまま 君の黒い瞳に映る日の暮れを見つめていた ココに居るのは 夜空の星を棲処とする君と僕 2507